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【セブン編】【第6話】せめて温暖化のことを考えたい

セブン編 - The Seven Chapter

■ 趣味のクルマには、どうしても“影”がある

正直な話、私は自分の趣味のクルマやバイクが大好きです。
でも同時に、

  • 音が出る
  • ときどきスピードを出す
  • 周囲に気を遣う場面がある

そんな マイナス面 もよく分かっています。

「自分の行いを少し肯定したいだけなのかもしれない。」
そんな気持ちがどこかにあるのも事実です。

だからこそ、せめて 温暖化の側面だけでも、少しは前向きに考えられないか
そんな思いから、今回の比較をしてみました。

■ 年間8,000kmの日常車と、年間3,000kmのセブン

今乗っているガソリン車の実績から、私の年間走行距離はだいたい 8,000km
これは生活のための距離です。

一方で、これから迎えるセブンは完全に「趣味グルマ」。
天気のいい日に少し走るくらいで、年間 3,000km が現実的だと思います。

そして私は、クルマを使い捨てにしたくありません。
今まで30年動いていて、この10年大事に乗って、次の人に引き継いでもらいたい。
そうやって1台が20年生きる前提で考えてみました。

EVは技術の進化が激しいので、10年も乗らない人が多いと思います。
でも今回は公平にするために、10年で買い替えるという前提を置きました。

■ 20年間のCO₂排出量を比べてみる

公開されている排出係数を使って、
ガソリン車とEVの 20年間の累積CO₂排出量 を計算してみました。

🚗 ガソリン車(趣味グルマ・3,000km/年)

  • 排出係数:0.267 kg/km
  • 年間排出量:0.8t
  • 20年間の走行距離:60,000km
  • 製造CO₂は「30年前にすでに排出済み」なので追加ゼロ

20年間で 16 tCO₂

⚡ EV(10年ごとに買い替え・8,000km/年)

  • 排出係数:0.19 kg/km
  • 年間排出量:1.5t
  • 20年間の走行排出:160,000km
  • 製造CO₂:1台あたり10 tCO₂ × 2台

20年間で 50 tCO₂

■ 折れ線グラフにすると、違いはもっとはっきりする

ガソリン車は、毎年0.8トンずつゆっくり増えていきます。
20年かけてようやく16トンに届く、細く長い線です。

一方EVは、1年目と10年目に製造CO₂を「ドンッ」と背負い、
そこから毎年1.5トンずつ増えていきます。
20年後には 50トン に到達します。

走る距離が違う。
購入回数も違う。
だから、累積CO₂はまったく違う形になる。

■ 周りに対してマイナスの影響もあるので、せめて温暖化のことを考えたい

私は、自分の趣味がときに周囲に迷惑をかけることを知っています。
だからこそ、
「せめて温暖化の側面だけでも、少しは肯定できるのでは」
という気持ちがどこかにあります。

でも今回の計算をしてみて、
その気持ちは決して都合のいい言い訳ではなく、
数字としても、文化としても、まっとうな感覚だと分かりました。

古いものを大切に使い続けること。
手を入れながら、時間をかけて関係を育てていくこと。
それは、静かだけれど確かなエコロジーです。

セブンを迎える理由は、環境に背を向けるためではない。
むしろ、
長く使うことこそ最大のエコロジー
だと信じているからです。。(自分を肯定し過ぎ!?)

■ 予告【セブン編】【第7話】お金の話

次回は、少し視点を変えて「お金」の話をします。
車両保険にも関わるテーマですが、30年前の新車価格と、いまの販売価格がどう変わったのかを整理してみます。

同じ“クルマ”でも、時代によって価値のつき方はまったく違います。
古いクルマを大切に乗るという選択が、環境だけでなく経済的にもどう位置づけられるのか。
そんな視点でまとめてみるつもりです。