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【ガレージ小屋編】【第25話】外装編スタート──図面・道具・作業台・ディテールの工夫

ガレージ小屋編 The Garage Shed Chapter

――屋根シリーズを終えて、いよいよ外壁施工に入ります。

屋根、小庇、笠木までの板金工事が終わり、今回からは 外装編 に入ります。 内装の仕上がりを意識しつつ、まずは外壁をしっかり仕上げていく工程です。

外装は、図面・道具・作業台・ディテールのすべてが試される作業で、 今回の第25話ではその準備と工夫をまとめて紹介します。

■ 図面──割付けを考えて、材料を発注しました。

外壁の図面は、材料が無駄にならないように、また不足しないように、 何度も描き直して検討 しました。 それでも想定外のこともあるでしょうし、失敗もあるでしょう。 その時はその時ですね。

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ただ、二つ誤算がありました。

ガルバリウム鋼板は 8枚がワンセット での発注が必須で、 配送の関係でバラでは注文できませんでした。 店に同じ種類の在庫があれば良かったのですが、ありませんでした。

私の予定では 33枚必要 でしたが、 やむなく 32枚(1枚不足) の状態でスタートすることに。

さらに、決めていた色が 廃番 になっていたため、 色も考え直し、最終的に にしました。

外装はイレギュラーな納まりが多く、 事前にディテールを考えておかないと手戻りが増えてしまいます。

  • 出隅
  • 平面でのジョイント
  • 止め縁納め
  • 土台水切り
  • 破風板に飲み込ませる部分
  • 三角やへの字に曲げる箇所

「現場で考える」では間に合わないため、 図面段階でできる限り想定しておきました。 それでも想定外は必ず起こるので、その時はその時で考えます。

最初に施工した壁 出隅はこの後カバーを付けます。

DSC_2312

笠木の水切り金物の隙間に納めました。

DSC_2300

■ 道具──丸ノコ・レーザー水平器・伸び台が今回の主役です

● 丸ノコ(集塵機能付き)

外装施工にあたり、まず購入したのが 集塵機能付きの丸ノコ です。 100Vタイプで、マキタの集塵機と接続できることが決め手でした。


数年前に車掃除用に買っていたマキタの集塵機です。実は、、こういった使い方も想像していました。 ガルバリウム鋼板の切粉を吸いたくなかったので、集塵機能は必須でした。

(掃除機を買った当時は収納場所がなく、奥さんに怒られましたが… 結果的に買っておいて本当に良かったです。)


● レーザー水平垂直器

もう一つの重要な道具が レーザー水平器 です。 設計段階から道路や家の高さを確認するのに何度も使ってきました。



外装施工では水平・垂直が命なので、このレーザーは本当に頼りになります。 明るい場所では下げ振りも併用しますが、レーザーは手軽で安心感があります。

■ 作業台(伸び台)──3mのガルバリウム鋼板を切るための必須設備

今回新しく導入したのが 伸び台 です。 3mのガルバリウム鋼板をカットするには、しっかりした作業台が必要になります。

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  • 1.4mタイプは1.8mの合板を載せています。
  • 0.7mタイプは0.9mの合板を載せています。

この2つを並べて、その上に合板を敷き、 さらに 50mmのスタイロフォーム を敷いています。

スタイロフォームを敷くことで、鋼板を傷つけずに安全にカットできます。

伸び台は設置が本当に簡単で、 ガレージ小屋が完成したら 1.4mの方は売るかもしれません

■ ディテールの工夫──水切りとガルバリウム鋼板の納まり

● 土台水切りとガルバリウム鋼板の納まり

最初の工夫は 土台水切りとガルバリウム鋼板の納め方 です。 コストダウンも考えてシンプルにしたかったので、ガルバ用の水切りは省略しました。捨て水切りのみです。

土台水切りとガルバの取り合い

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● への字の一体曲げ(西側の肝)

西側の面では への字の一体曲げ が肝になります。 断熱材をカットし、曲げたい箇所を印し、不要部分を切り取りながら加工しました。 グラインダーも併用しています。

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● 北側から施工開始 → 2回バラして3回施工

北側が最もシンプルだったので、そこから施工を始めました。 しかし、結果的に 2回バラして3回施工 することに。

1回目:水切りとガルバの納まりが気に入らずやり直し 2回目:継ぎ目が浮いていて噛み合わせが甘く、再施工 3回目:ようやく納得の仕上がりに

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外壁を4周ぐるっと施工したときに、 継ぎ目が一直線に通るのが理想 です。

■ スプレッドシートで作った「カット計画表」

今回の外装では、材料を無駄なく使うために スプレッドシートでカット計画表 を作成しました。

手書きで紙に書いていましたが、 施工する都度寸法が変わるし、変更もあるため、 今回は Copilot の力を借りて作成 しました。

この表では、

  • 必要部材の一覧
  • どの板からどの部材を切るか
  • 使用合計長さと残り長さ
  • 割当済み/未割当のチェック

をすべて管理できます。

部材リスト

部材ID寸法本数割当済本数残り必要本数
北1120 110
北2120 110
北3120 110
北4120 110
北51,090 110
北61,090 110
北71,090 110
北81,090 110
北91,150 110
北101,150 110
北111,000 110
北122,000 110
西1110 110
西2110 110
西3110 110

カットプラン表

板Noカット1IDカット1長さカット1本数カット2IDカット2長さカット2本数カット3IDカット3長さカット3本数使用合計長さ残り長さコメント
1北510901北610901西111012730 270
2北710901北8109012180 820
3西622671北11201北212013000 0
4西722671南81531南915312979 21
5西822671内装西103001内装西1130012967 33
6西922671内装西123001内装西1430012967 33
7西1022671内装西133001内装東217812923 77
8南1310001南1410001南15100013000 0
9南1610001南1710001北11100013000 0
10北911501北10115012300 700
11北1220001内装西1798912989 11
12西1110631西フェンス512901内装東1539512926 74

材料の無駄がコストに直結するため、 こうした「見える化」は非常に効果的です。

■ 今後の展開──しばらく外壁シリーズが続きます。

小庇・笠木・破風板との取り合いに加え、 実は既存の板塀が隣地に沿ってあるのですが、15年ほど前に自分で作ったもので、それが風で倒れそうになっていました。 それを応急処置でつっかえ棒で補強したのですが、 そのせいで外壁工事にも絡んでしまいました。

このあたりも今後書いていく予定です。

屋根シリーズで学んだ板金の知識が、 ここでもしっかり活きてくると思います。

■ まとめ

外装施工は、図面・道具・作業台・ディテールのすべてが試される工程です。 丸ノコ、レーザー水平器、伸び台を駆使しながら、 自分で出来る納まりを考え、やり直しもしながら進めていきます。