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【ガレージ小屋編】【第3話】小さな敷地に、セブンを迎えるための設計制約【二つ目】

ガレージ小屋編 The Garage Shed Chapter

できるだけ安くしたい

―― DIYでできるところは自分でやる
ガレージ小屋を建てると決めたとき、
次に向き合ったのは 「どうやってコストを抑えるか」 という現実でした。
セブンを迎えるための場所づくりに、
すべての予算を使い切ってしまっては本末転倒です。
だからこそ、DIYでできるところは自分でやる という方針が自然と決まりました。

● 設計は自分で

一から十まで自分で図面を描き、申請まで行ったのは初めてだった。

仕事で使っていたCADソフトはライセンス料が高く、個人では使えません。
そこで導入したのが JWCAD
Jw_cadのページ

無料で使えますが、操作は決して簡単ではありません。

線一本動かすのもYouTubeで学びながら、
少しずつ図面を描き上げていきました。
久しぶりに“設計の現場”に戻ったような感覚があり、
懐かしさと新鮮さが入り混じった感覚でした。作図と申請は素人ではできない。
これは、どれだけDIY精神があっても越えられない壁です。

設計士の資格のある方以外は、最終的には、工務店の設計者に申請図書をまとめてもらうことになります。
ここはお金が出ても仕方がない部分だと思います。

また、この規模の確認申請では構造計算は求められません。
しかし、私は構造設計が専門ではないですし、工務店に柱梁の大きさや、金物の種類などを指示しなくてはなりません。
安全性第一ですので、
構造設計者に外注して設計してもらいました。

この構造設計の話は、また別の機会に書きます。

分離発注でコストを抑える

最初は、基礎工事も土間も柱も梁も、
全部自分でやろうと本気で考えていました。

重機レンタル、トラック、産廃業者、生コン工場……
必要なものを全部調べました。
調べれば調べるほど、
「やればできるかもしれない」という気持ちが湧いてきました。

でも、やめました。

これを全部やったら、
間違いなく抜け殻になる。
セブンまでたどり着けない。

ていました。

そこで、工務店に依頼したのは以下の部分。
いわば「自分ではできないこと」「失敗できないこと」「とても大変なこと」。

  • 基礎工事
  • 土間工事
  • 電気工事(免許が必要)

一方で、DIYでやる部分はこうしたところ。

  • 屋根の板金
  • シャッター
  • 玄関ドア
  • 外装
  • 内装
  • フェンス工事(フェンスの基礎はお願いしました)

“自分でできること”と“お願いせざるを得ないこと”を分ける。
これが、今回のプロジェクトの大きな方針になりました。

一式で工務店にお願いしていないので、
当然ながら保証は求めません。
設計の責任も、工事監理の責任も、私が負います。

その前提で工務店にも契約していただきました。(だから契約できた)

この工務店(熱い店長さん)とのやり取りについては、
また別の機会に書いてみたいです。

まとめ:DIYは“節約”ではなく、“選択”でした。
DIYでできるところは自分でやる。
でも、無理なところは無理をしない。
その線引きが、今回のガレージ小屋づくりではとても重要です。

次回は、
【ガレージ小屋編】【第4話】 たった数センチのために戦った日——セブンの“出入り”を成立させる設計
について書いていきます。