セブンにまつわる話をしていくうえで、どうしても避けて通れないのが“お金の話”です。
どんなに夢があっても、どんなに好きでも、現実には価格というものがついて回ります。
そしてその価格は、単なる数字ではなく、時代や文化、仕様や価値観の写し鏡でもあります。
オーナーさんでしたら、肌で分かってらっしゃると思いますし、私みたいに、40年も前から雑誌を舐めるように見ていた人も分かってることだと思いますが、Copilotの力を借りて、まとめてみました。
今回は、当時買った雑誌にある、1996年の相場から現在までの価格推移を、
グラフや散布図をもとに読み解きながら、
セブンという車が「どういう価値の変化を辿ってきたのか」を考えてみたいと思います。
1. 1996年の「当時の相場」と、今の「趣味車としての価格」
まず、1996年新車 vs 1996年中古のグラフ。

- 青:1996年の新車
- オレンジ:1996年時点での中古
新車の点は、1996年のあたりに縦一列に並び、
中古の点は、1980年代〜1990年代前半にかけてばらついています。
ここから読み取れるのは、すごく素直な話です。
- 当時はまだ「年式が新しいほうが高い」世界観だった
- 新車のほうが高く、中古は「少し安くなる」のが普通の商習慣
- 一部、ボグゾールや高性能仕様で新車並み〜それ以上に張り合う中古もあるが、あくまで例外
つまり、1996年当時のセブンは、まだ「頑固な趣味車」ではあっても、
値段の付き方は “あくまで中古車市場の論理” に従っていました。
2. 1996年までの「ブランド別の線」を見ると、性格の違いがはっきりする
次に、1996年までの各ブランドの価格推移。

ラベルの文字は乱れているけれど、
BDR、K、BDGなど、エンジンや仕様ごとの点の動きが見えます。
ここで見えてくるのは、
- ベースモデル(クラシック系・1700SS系)は、比較的まとまった価格帯に収まる
- 一方、BDRやボグゾール系、BDGなどの“高性能寄り”は、
年が進むにつれて価格がじわじわ上がっていく - 古い年式でも、高性能寄りの仕様のセブンはあまり値段が落ちない
つまり、1996年の時点で既に、
- 「ただの年式」ではなく
- 「どのエンジンを積んでいるか」
- 「どういう性格の仕様か」
が値付けに反映されていた。当然ですね。
この段階で、すでにセブンは普通の中古車とは違っていて、
“仕様が値段を支配する世界” に入りかけている。
3. 現在まで含めたロングスパンの散布図が教えてくれること
そして、一番情報量が多いのが、この散布図。

この画像から読み解く「セブンの価格構造」──1996年から現在までの三層比較
この散布図は、セブンの価格が「時間」と「仕様」によってどう変化してきたかを、
**1996年の新車(青)・1996年当時の中古車(緑)・現在の中古車(赤)**の三層で示しています。
① 新車価格(1996)は“縦一列”に並ぶ
- 青い点はすべて 1996年 に集中
- 価格帯は 290〜980万円
- 最安はクラシック系、最高はJPE
この縦一列は、**当時のラインナップの“設計された価格差”**を示しています。
つまり、工場出荷時点での「性能・仕様・ブランド力」による価格の序列。
② 1996年の中古車は“緑の点”で広がる
- 年式は 1969〜1996年 に分布
- 価格帯は 300〜650万円 が中心
- ↓モデル別の傾向がある。
- 1700SS → 300〜400万円台
- ボグゾール → 450〜650万円台
- BDR → 380〜620万円台
この層は、年式が価格を決める“普通の中古車市場”の論理がまだ残っています。
ただし、BDRやボグゾール系はすでに新車価格に迫る個体もあり、
仕様による価値の残り方が始まっていたことがわかります。
③ 現在の中古車は“赤い点”で上方にシフト
- 年式は 1980〜2011年 に広く分布
- 価格帯は 400〜1100万円
- ↓特に高騰しているモデル:
- BDR
- R500R
- JPE
- ボグゾール系
この層は、年式ではなく“仕様・希少性・文化的意味”が価格を決める世界
1996年の新車価格を超える個体が多数存在します。
これは、
セブンが「単なる移動手段」ではなく、「時間をかけて熟成する趣味財・文化財」に近づいた
ということだと思います。
といっても、どんなモデルでも楽しいと思います。
性格に違いがあるけど、セブンは本当に無二の車。
セブンの数だけ、オーナーの数だけ、楽しみ方があると思います。
自分のセブンの紹介は、また今度にします。
この後は、【ガレージ小屋編】が進んでいきます。しばらく【セブン編】はお休みです。

