■ 立平金時を選んだ理由
屋根材は 千代田鉄鋼の「立平金時」 にした。
- 色:黒
- 働き幅:333ピッチ
- ホットメルト付き
軽くて、見た目がシャープで、
小屋の雰囲気にも合う。
ただし、ひとつだけ正直に言うと、
雨音は静かではない。
金属屋根なので、それなりに響く。
それでも、
軽さとデザイン性を優先して、この屋根材に決めた。
■ 板金なんてやったことがない
屋根材を決めたはいいが、
板金作業は完全に未経験だった。
そこで、YouTubeで勉強することにした。
特に、
「板金戦隊」さんの動画が圧倒的に分かりやすい。
- 捨て唐草
- 土台水切り
- ケラバ
- 棟の納まり
- 立平の施工手順
(板金戦隊さんのYoutubeのurlを許可いただいた後に貼り付けます。)
同じ動画を、何度も何度も繰り返し見た。
頭の中で、屋根の上に立って作業している自分をイメージしながら。
■ 道具も揃えた
屋根を張るには、専用の道具が必要だ。
- 板金バサミ
- つかみ
- スケール
- 墨壺(チョーク用)
- ヘルメット
- 脚立
- 作業用手袋
ひとつひとつ揃えていくと、
「いよいよ屋根をやるんだな」という実感が湧いてくる。
■ 紙で“原寸の捨て唐草”や“土台水切り”を作って練習した
動画を見ていると、
「捨て唐草」「土台水切り」など、
聞き慣れない言葉が次々に出てくる。
いきなり本番で金属を曲げるのは怖いので、
まずは 紙で原寸のパーツを作って練習した。
- 出隅の折り方
- 斜め部分の納まり
- 重ね代の取り方
- 水の流れの考え方
紙とはいえ、実際に折ってみると理解が早い。
「なるほど、こういう形になるのか」と腑に落ちる。

■ 材料の発注は“塩梅”が難しい

割付をして、
少し余分に長めに発注した。
- 足りないのは絶対に避けたい
- 余りすぎても困る
この“塩梅”が難しい。
ホームセンターに相談し、
メーカーに問い合わせてもらい、
単価とサイズを調べ、
いざ発注しようとすると、
1週間余分に時間がかかった。
でも、これはしょうがない。
屋根材は慎重に決めるべきだ。
発注した後は、メーカーから問い合わせが来た。
・先端をあらかじめ折り返す寸法分(18mmか20mmか)カットしておくか?
・カットするとしたら両側か片方か?
・その場合、水上か水下か?
・施工は左から始めるか右からなのか?
こんなことを聞かれた。

資材が到着して取りに行ったら、片棟包みのはずが普通の棟包みが来ていた。
納得できないけど、このまま受け取った。この「注文承り書」にはきっちり”片棟包み”と書いてある。しかし、別の紙には、片棟と書いてなかったし、それも店員と一緒に確認したんだけど、気づかなかった。ここでも、不整合。。(紙に書いた情報と実際)
両方の図面を見て、レジで担当者の前で少し考えて、片棟押さえにこちらで加工できそうなので、そのまま受け取った。ちょっと、作業が増えてしまうけど、いろいろ交渉するのがめんどくさくなってしまう。このあと外壁の材料も一式、同じところで頼むので、あんまりごたごたしたくなかった。正直、店側の落ち度を認めさせて、再発注してまた取りに行ってというやり取りが、疲れる。 (最近、こういった力が減ってきてしまった。自分が折れてその場から次に進めてしまう。。)
そして、
作業は危険が伴う。
- ヘルメット
- 足場
必要なものを揃えている。
そして、気合を入れるために、
作業着も新調した。

寅壱とホームセンターがコラボした今風のジーンズの上下。ちょっと若者風。
さらに、ジャンバーには
「〇〇工務店」(自分の苗字)
と名入れしてもらった。
ちょっとした遊び心だが、
これを着ると気持ちが引き締まる。
■ ここからは“失敗談”
屋根の合板を張る前に、垂木を入れる。
私は大工さんと店長さんにこう伝えた。
「垂木のピッチは構造図では450ですが、303ピッチにしてください。
立平のピッチがそれなので。」
しっかり施工してくれた。
しかし——
いざ立平を注文しようとカタログを見直すと、
333ピッチ。
やってしまった。
「しまった……
もう直せない。
また補強しないといけないのか……」
しばらく落ち込んだ。
■ しかし、調べて分かったこと
立平は、
必ずしも垂木に固定する必要はない。
- 合板にしっかり固定されていればOK
- その代わり、ビスピッチは細かめにする
つまり、
303ピッチでも問題ない。
ただし、
屋根裏にビスが“ぶすぶす”刺さっているのが見える。
本当は、垂木にだけビスが落ちる
きれいな納まりにしたかった。
大工さんも、がっかりすると思う。
なので、
早めに断熱材で隠してしまうつもりだ。
■ 次回は、屋根材が届いたところから
いよいよ屋根材が現場に届き、
本格的な板金作業が始まる。
- 捨て唐草の取り付け
- 土台水切り
- 立平本体の施工
- 棟・ケラバの納まり
ここからが、屋根工事の本番だ。

