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【ガレージ小屋編】【第13話】刻みが始まり、建物が立ち上がる

ガレージ小屋編 The Garage Shed Chapter

■ 材木の刻みが急に始まる

大工さんのほかの現場との兼ね合いで、
しばらく動かないと思っていた。

ところが店長さんから突然の連絡。

「今週、材木の刻みに入ります。手刻みです。」

急展開だった。

「夜でもいいので、打ち合わせをお願いしたいです。」

時間がないのは分かっている。

「駅のマックで夜8時でどうですか。」

■ 夜のマックでの打ち合わせ

刻みが始まっている材木の納まりについて、
店長さんと細かく確認した。

不思議なことに、
お互いどこか嬉しそうだった。

仕事だから、というだけではない。
この小屋を“ただの仕事”として扱っていないのが伝わる。

■ 土台が組まれ、建物の輪郭が見えてくる

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手刻みの仕口が美しい。
ノミの跡、鉋の削り跡、木の香り。

図面の線が、
現場の寸法になり、
そして“形”になっていく。

■ 建て方が進み、構造体が姿を現す

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柱が立ち、梁がかかり、
建物の全体が見えてきた。
押しても引いてもびくともしない。
想像以上にがっしりしている。
この段階で、
以前提案した補強案も再検討することになった。
現場で見て、触って、揺すってみると、
別の方法が自然に思えてくる。

■ 屋根の形が見え、防水シートが貼られる

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建物の“顔”が見えてきた。

ここから先は、
いよいよ私自身も工事に参加する。

仕事をしながらなので、
休みの日だけ、ゆっくりと進めていく。

でもそれでいい。
この小屋は、急ぐために作っているわけではない。

自分の手で、自分のペースで、
夢の場所をつくるための時間なのだから。

次回予告:【ガレージ小屋編】【第14話】玄関扉の組み立て