■玄関枠の納まりで、現場と自分の考えが交差した


玄関扉の縦枠が基礎のどこに取り付くのか。
この“赤丸の部分”は、ずっと気になっていた場所だった。
私は、基礎と玄関枠の間に木材を一本挟み、
その木材に枠を固定するつもりでいた。
DIYで扱いやすく、微調整も効く。
一方、店長さんたちは、
玄関枠を基礎に直接固定する納まりを想定していた。
それが普通なのでしょう。
■ コンクリート打設前日に気づいた“違和感”

日曜日。
「明日コンクリートを打ちます。」と言われていたので、
何気なく現場を見に行った。
そして寸法を測った瞬間、
胸がざわついた。
意図した寸法より短い。
このままでは玄関扉が納まらない。
これはまずい。
すぐに店長さんへ連絡した。
写真と寸法を送り、
状況を説明し、
修正をお願いした。
店長さんはすぐに
「了解です」
と返事をくれた。
本来なら、私が事前に確認しておくべきだった。
素直に謝った。
その後、店長さんが基礎の職人さんと話をしてくれ、
翌日のコンクリート打設前に修正する
という段取りになった。
現場サイドでも、
「カタログの納まりでは、入隅の納まりを考えていなかったね」
という話になったらしい。
私が仕事の片手間で監理しているので、こういったことになってしまう。
現場には、申し訳ないです。
最後に店長さんから一言。
「すみません、こちらも気づけませんでした。」
いや、こちらこそ。
DIYとプロの境界にある部分では、こういうことが起きやすいです。
自分のいい加減なところが出てしまっています。
大事なのは、
気づいた時点で止められたこと。
そして、現場が柔軟に対応してくれたこと。
■ 翌朝、基礎職人さんが修正 → 無事に打設完了、躯体がピカピカです。


■ しかし、もう一つの問題に気づく
(上の写真を見てください。)
車の出入り口の両脇を見ていて、
ふと違和感があった。
「なんか広い……」
図面と比べると、
間口が広い。
ということは、柱が納まらない。
これは“ただの寸法違い”ではなく、
構造の成立に関わる問題だった。
店長さんに連絡すると、
「現場で相談して広げた納まりにしました。
報告してませんでした。」
とのこと。
私は一度電話を切り、
図面と構造図を見ながら考え続けた。
そして再び電話をかけた。
「一度、打ち合わせをお願いします。」
ここで第11話は終わります。
この続きは次にします。

