駐車場の増築工事が始まる前に、どうしても片付けておかなければならない作業がありました。
それが、外壁まわりの整理とエアコンのスリーブ工事です。
もともとがこんな状態でした。左の白いのはエアコンのスリムダクトという配管カバー、窓の左側の黒いのが電気メーターそれにつながっている配線と、後は、電話線やケーブルテレビなどの線がありました。

増築後は外壁の一部が完全に塞がれてしまい、二度と触れなくなります。
つまり、今やらないと一生できない工事。
今回は、その中でも特に緊張した「スリーブ工事」の記録です。
① 既存エアコンのスリーブは「封印」する
増築後に二度と触れなくなるのは、既存のエアコン用スリーブです。
エアコンを撤去したタイミングで、
あらかじめ購入しておいたキャップを取り付け、
周囲をコーキングして封印しました。

キャップはこれを使用しました。30cmほどの結束バンドついていて、これで内側から引っ張って留めるだけです。
増築後は完全にアクセスできなくなるため、
ここは最初に片付けておくべき作業でした。
② 新しいエアコン用スリーブ工事(自分で施工)
新しいエアコンは量販店で購入しましたが、
スリーブ工事(壁に穴を開ける作業)は自分で行いました。
業者に頼むとアスベスト対応などで、形式的にも費用が跳ね上がるためです。
以下、その手順をまとめます。
②-1 位置決め:説明書をダウンロードして確認
まずは、エアコンの取り付け説明書をダウンロードし、


- 室内機の取り付け位置
- スリーブ(配管穴)の位置
を確認しました。
エアコンは「どこでも良い」わけではなく、
本体とスリーブの位置関係が決まっているため、ここが最初の重要ポイントです。
②-2 壁の中の“筋交い”を確認する
次に、既存の壁の中に筋交いが入っているかどうかを、確認申請図でチェックしました。
筋交いに穴を開けることはできませんし、
ましてや柱に穴を開けることも絶対できません。
そこで、図面を見ながら、
**「穴を開けても良い位置」**を慎重に探しました。
CADを使うほどではありませんが、
簡単なスケッチで位置を割り出して、
こんなイメージで検討しました。
青いX状のものが筋交いです。穴の位置が結構微妙なところなので、開けるにしても注意しながら開けていくことになります。予想と違うこともありますので。

②-3 実際の壁にマーキングする
図面上で位置が決まったら、
次は実際の壁にその位置を写し取ります。
マスキングテープを貼り、
中心点やスリーブの直径を分かるようにマーキングしました。
②-4 下穴 → ホールソーで本穴を開ける
穴あけは、次の手順で行いました。
- まずドリルで中心に小さな穴を開け、外壁まで貫通させる。
→ これで「貫通位置」が正しいか確認できます。 - その後、ホールソーで本番の穴を開ける。
→ 一気に開けず、様子を見ながら慎重に進めました。
切り屑が飛び散るので、
ペットボトルを加工して“切り屑キャッチャー”にしました。
もともと、ホールソー用の切り粉カップというものが売っていますが、これをイメージして作りました。
ホールソーはこれを買いました。65mmのタイプです。

②-5 スリーブを挿入し、外側にキャップを取り付ける
穴が開いたら、樹脂製のスリーブを挿入します。
外壁側は、
スリーブを1cmほど外に出しておく
ことで、後からコーキングしやすくしました。
最後に外側にキャップを取り付けて、スリーブ工事は完了です。キャップは、①で紹介したキャップを最初、こちらに付けておいて、エアコンの取り付け工事の際に、外して業者さんに渡して使ってもらいました。
こうして、外壁が塞がる前に最低限やっておくべき“穴あけ仕事”が終わりました。
増築工事はまだ始まっていませんが、すでに大仕事を終えたような気分です。
次回は、外壁に集中していた電気メーターと電話線の整理について書きます。
これがまた、思った以上に複雑で、でも意外とスムーズに進んだ作業でした。


